看護師の活躍場所は、病院以外にもたくさんあります。重症心身障害者施設もその一つ。ここでは、看護師が重症心身障害者施設で働くメリットについてお伝えしていきます。
重症心身障がいがある場合、自分の感情や思いを言葉で伝えることが難しいケースが多いです。そのため、看護にあたる際は、ご利用者の表情や仕草、視線、身体の動きといった非言語コミュニケーションからご利用者の方の気持ちを読み取る必要があります。「今日はいつもより元気がないな」「もしかして、お腹が空いているのかも」「このおもちゃで遊びたいのかな」など想像力を働かせながら、ご利用者のニーズにあった最適なケアを提供することが大切です。自分の考えとご利用者の考えが一致したときの喜びは大きく、重症心身障害者施設で働くメリットの一つといえるでしょう。
重症心身障害者施設で働く際は、ご利用者との信頼関係の構築も意識したいところ。出会ってすぐに心を通わせるのは難しいかもしれませんが、 根気強くコミュニケーションを図ることで、徐々に心を開いてくれるようになるでしょう。ケアを通して利用者の方の笑顔 を引き出せたとき、寄り添うことの大切さや看護師としての大きなやりがいを感じられるはずです。また、ご利用者のご家族から感謝の言葉をかけてもらったときも、「重症心身障害者施設を選んで良かった」と思えることでしょう。
重症心身障害者施設では、専門的なケア を提供する機会が多くあります。たとえば、人工呼吸器を装着している利用者の方の呼吸器管理や気道が狭窄・閉塞している方に対する喀痰吸引、嚥下障害や意識障害がある方に向けた経管栄養などです。寝たきりの状態の方には褥瘡ケアを、免疫力が低下している方には感染症対策を施すこともあります。状況によっては、ターミナルケアにあたることもあるでしょう。これらのケアにあたるためには、 専門的な知識と高度な技術が求められます。病院勤務のときとは異なる経験を積めるため、看護師としてのスキルの幅が広がるでしょう。今後のキャリアを考えるうえで、大きなメリットとなるかもしれません。
病院勤務の場合、急患対応や緊急手術などで突如残業が発生したり、勤務時間が不規則になったりすることがあります。その点、重症心身障害者施設は緊急対応が少なく、定時で退勤できるケースがほとんど。仕事終わりの予定も立てやすく、オンオフのメリハリが効いた生活を送れる可能性が高いです。「子どもが小さく、急な残業が多いと困る」という方は、重症心身障害者施設での勤務を検討してみるとよいでしょう。
重症心身障害者施設で働くメリットとしては、大きなやりがいを感じる、専門的な知識・技術を習得できる、定時退勤しやすいなどが挙げられます。看護師として成長したい方やワークライフバランスを充実させたい方におすすめです。
重症心身障害者施設には看護師以外にも様々な職種が在籍しています。それぞれの分野を担当する専門職と密に連携しながら業務を進めることになるので、事前にどういったスタッフがいるのかを確認しておきましょう。
転職を成功させるポイントはいくつかあります。その中でも特に重要なのが、転職エージェントの利用です。アドバイザーによる転職サポートを受けることで、多忙な看護師でも無理なく転職活動を進められます。