重症心身障害者施設で働く

重症心身障害者施設で活躍する職種

活躍する職種

重症心身障害者施設に必要な職種を紹介します。同じ現場で働くことになる看護師は事前に確認しておきましょう。

活躍する職種

やるべきことは多岐に渡る

重症心身障害者施設の入所者は18歳未満の児童であることが多いです。日々の生活の中で児童たちと信頼関係を構築し、発達段階に合わせて自立を目指したサポートを提供します。児童との日々の関わりの他にも、記録などの事務作業や関係機関との連携調整、ソーシャルワーク業務など、やるべきことは多岐に渡ります。

活躍する職種一覧

重症心身障害者施設で活躍する職種としてまず挙げられるのが、保育士や児童指導員です。児童をサポートするためには必須の職種です。施設内における養育の中心を担う存在で、入所している児童の数に応じて配置人数が決まります。
そして、医師や看護師などの医療従事者です。入所者の健康管理や病気の予防を行います。加えて、医療的ケアが必要な入所者に対して処置を施します。小児科だけでなく、精神科や内科、眼科、耳鼻科、外科などの経験を持つ医療従事者が配置されます。
個別支援計画の作成や提供するサービスの内容を管理する専門職として配置されるのが、児童発達管理責任者です。障害児入所施設には必ず配置されます。
入所者である児童に対して働く能力や態度、適性に応じた職業選択ができるようにサポートするのが、職業指導員です。適切な相談や助言、情報提供などを通じて職業選択を支援します。実習や講習などを開催し、職業指導を行う施設には必ず配置されます。
虐待などによって心に傷を負っている児童も少なくありません。そういった児童に対してカウンセリングや心理療法を行うのが、心理指導担当職員です。本人だけでなく、家族に対するカウンセリングを行うこともあります。
身体的障害を抱える児童に対して基本動作能力の回復や維持、悪化の予防などを目的にリハビリテーションを行うのが、理学療法士です。運動療法や物理療法を用いて入所者を支援します。医療的ケアを提供する重症心身障害者施設には必ず配置されます。
食事や入浴といった日常生活、趣味活動における動作など、あらゆる作業に対してアプローチをしながら入所者を支援するのが、作業療法士です。その人らしい生活ができるよう、作業に焦点を当ててリハビリテーションを実施します。
以上が主な職種ですが、この他にも言語聴覚士や栄養士、調理員、施設長などが各セクションで活躍しています。現場ではこれらの専門職同士が連携して入所者のサポートを行うため、密にコミュニケーションを取って情報を共有する必要があります。

重症心身障害者施設で働きたい看護師におすすめの記事